本日発表がございました「デビルサバイバー2」の発売日決定や(公式サイトをご確認ください!)、前作「女神異聞録デビルサバイバー」のサウンドトラック配信開始のお知らせなど近いところで様々なデビサバニュースがありましたが、今回は久々の開発日誌、「開発もオーバークロック!」第2回目をお送りいたします。
2回目となります今回は、シナリオ担当の葉月陽からお届けいたします。
葉月陽(シナリオ担当)
○過去作
「女神異聞録デビルサバイバー」、「グローランサー」シリーズ、「ラジアントヒストリア」など。
メッセージ
みなさん、こんにちは。
シナリオ担当の葉月です。
前回はプロデューサーの高田が、デビルサバイバーオーバークロックについてのあらましを書いたので、いったいどれくらいボリュームアップしたかはイメージできるかと思います。
(まだ読んでいない人は今すぐ見てみよう!)
ですが、デビルサバイバーを遊んだことがない人にはピンときませんよね?
そこでいったい「デビルサバイバーとはどんなゲーム?」という所に立ち戻ってみましょう。
細かにストーリーなどは《こちら》から見ていただくとして、開発者としてはとことんリアルにこだわったSRPGです。
見慣れた東京の街並み……それがもし悪魔の出現によって封鎖されるとしたら、封鎖側はどのように封鎖をすすめるだろうか?
混乱を最小限に食い止めるために、どのような情報操作をするだろうか?
そして中に取り残された人間はどんな行動を取るだろうか?
さらに東京封鎖という極限状態で繰り広げられる人間ドラマ……
それらが開発者としてこだわったポイントでした。
人間は生きている限り選択を迫られるものですが、日常の選択で命の危機に繋がるような物はまずありませんよね。
ですが、どんな時も人間の行動は日常の延長にあり、一瞬の判断の遅れ、ミスが取り返しの付かない結末に繋がることがあります。
ただ助けを待っているか?自ら即時行動するか?
それらを一言で表したキャッチフレーズが
選べ。生きるか、生かされるか。
でした。
そのデビルサバイバーの人間ドラマが『オーバークロック』ではさらにパワーアップします。
そして物語は主人公達だけにとどまらず、あの封鎖に携わった人々の運命さえも飲み込んでいく……
オーバークロックではいくつかの追加要素があるわけですが、その一番大きな物としてあの7日を終えた後の「8日目」があります。
もちろんただの一本道ではなく、主人公の行動によっては8日目の結末も変わってくる「シナリオ分岐」を用意しました。
例えば、封鎖内の人々を神の標的からそらすために、魔王となる道を選んだ主人公……
彼はその魔王の力をどのように使うでしょう?
または、最終決断の前に封鎖の外に逃げ出すことを選んだ主人公達……
封鎖の外を家路へと急ぎ、いったいどんな事実を知るでしょう?
天使や悪魔、政府や悪魔使いの思惑が複雑に絡み合い、さらに混迷を極める東京封鎖8日目!
主人公達がつかみ取った未来とは、いったいどんな世界なのか!?
発売までまだ時間がありますので、これ以上詳しく書けないのが辛いところです。
今回はシナリオに重点を置いて書かせていただきましたが、それ以外にも色々とパワーアップしています。
今後の情報にご期待ください。
最後に一言。
「開発は、商品が発売されるまでがサバイブです」