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デビサバ広報が訊く!! 開発者インタビュー

皆様こんにちは。デビサバ広報です。

1月29日の発売まであと3日となりましたね!!

発売直前となる今回は、以前デビサバブログで連載していたクリエイターインタビューコーナーが復活!
開発を手掛けた高田慎二郎ディレクターと、古東晃子アートディレクターに、『デビルサバイバー2ブレイクレコード』の気になるアレコレを伺いました。

▼Q.新規ストーリーである「トリアングルム編」についてお聞きしたいのですが、この「トリアングルム編」は、オリジナル版ストーリー「セプテントリオン編」をクリアしなくても遊べるシステムになっていますね?

古東:そうですね。「トリアングルム編」は、「セプテントリオン編」で回帰ルートを選んだその後に近い物語です。
オリジナル版のどのエンディングでもありません。こういった作りにしたのは、まずひとつに『デビルサバイバー オーバークロック』での反省があります。
あの時は「知られざる8日目」をプレイしていただきたく開発を進めましたが、「(オリジナル版で)5周も遊んだのに、8日目のために6周目をやらないとならないの?」などのご意見をいただきまして。
もうひとつは、オリジナル版を遊んでいただいた方が体験したシナリオは、一定の結末を迎えているわけで、続編を作るにあたり「実はこうだった」的な変更や否定はしてはいけないと考えました。そんなわけで「トリアングルム編独自の、セプテントリオン編ラスト」から始まることにしたのです。この辺の選択は難しいです。
私たちとしては「セプテントリオン編」もぜひ遊んでいただければと思いますが、オリジナル版の『デビルサバイバー2』を体験済みで、いちはやく「トリアングルム編」にもとりかかりたい方には、すぐにお楽しみ頂けますので、ご安心ください。

▼Q.今回のサブタイトル「BREAK RECORD」には、どんな意味が込められているのでしょうか?

DS2BR_logo_黒背景

古東:ひとまず英語としては「break the record」で記録を破るという意味です。限界突破みたいなイメージです。込めた意味は今は言えません。サブタイトルは、1の時も、3DS用に発売した際に「オーバークロック」と命名しましたが、アクティブな力強い感じで「前を超える」という気持ちを持ってつけています。

高田:サブタイトルは深くストーリーに関係しているため、コメントしにくいのですが…。
複数の意味が込められているので、ぜひプレイして確認して頂ければと思います。

▼Q.『2BR』で初登場となる新キャラ「ミヤコ」について、お二人の持つイメージや、開発時のエピソードなど教えて頂けますか?

高田:ミヤコはニンテンドーDSのオリジナル版の開発初期に設定としてあったキャラですが、物語を作り込んでいく内に不要と判断し、没にしたキャラです。そのため「セプテントリオン編」では、彼女は存在していません。ただ思い入れがあったキャラなので、「トリアングルム編」で登場できないかな?とライターに相談したのが始まりです。

▼Q今回の開発で、とくにこだわりをこめたことや、苦労した点はありますか?

高田:「トリアングルム編」の縁は苦労しました。彼らは「セプテントリオン編」の7日間を生き残り、大きく成長を遂げています。そんな彼らの成長が無意味にならず、かつ新しいドラマや成長を描くってどうするの?となりまして…。ライターと徹夜でプロットを練ってました。彼らの新しい魅力が楽しめるよう頑張りましたので、ぜひ全員の縁をMAXにしてもらえればと思います。

古東:こだわりの一つはOPムービーです。今回はTVアニメを制作されたプロデューサーにお願いをして「AKIRAみたいなのを作りたい」と突然の無茶を言ったところから始まっています。結果的に吉成鋼さんに演出と作画をお願いすることができ素晴らしいものになりました。残念ながら入れられなかったカットがとてもたくさんありまして、いつか皆さんにお見せしたいです。OPといえば、小ネタをひとつ。タイトル画面で主要キャラクター全員が「デビルサバイバー2 ブレイクレコード」と読み上げますので、全員分聞きたい方は17回(※1)タイトル画面を見てみてください!
(※1 1月28日 回数を修正いたしました)

▼Q.2013年に『DEVIL SURVIVOR2 the Animation』が放送されていますが、どんなきっかけでアニメが作られたのでしょうか?

古東:オリジナル版『デビルサバイバー2』の開発が終わり、高田と別のゲームの企画を進行させていたところに、ポニーキャニオンさんから「デビサバ2をアニメにしませんか」と企画をいただきました。正直な話、周囲の方から「アニメになるんだって?」と言われて「は?まさかあ」となっていたところだったので、非常に驚きました。そのまま、アニメが出るなら、ゲームも作ろう!という話になり、この『2BR』の開発も始まったのですが、いろんな事情によりゲームはアニメに間に合わず大変申し訳ありませんでした…

▼Q.今回、人気ノベル『デュラララ!!』(電撃文庫刊)のキャラクターたちが「デビサバ2」に登場することになった経緯を教えてください。

イザヤ

シズオ

セルティ

高田:ある日、大好きな作品である『デュラララ!!』の登場人物がデビサバ世界で大暴れしたらどうなるんだろう?と妄想をした事がありまして…。同じ現代劇だし、イラストはヤスダさんだし、これはゲスト参加してもらうしかないと考えたのが切っ掛けです。

▼Q.最後にユーザーの皆様にメッセージを。

高田:”2”となってますが、シリーズの予備知識は不要。難易度選択もあり、初めての方でも楽しんで頂けるよう作りました。何となく気になっていた…という方はこの機会にぜひプレイして頂ければと思います。またオリジナル版経験者の方には、新規ストーリーが目玉ではありますが、「セプテントリオン編」もフルボイスでドラマがより熱くなっています。あの暗転シーンにも変化がありますので、特に見ていないエンディングがある方は、改めて「セプテントリオン編」から始めてみるのも面白いと思います。

古東:アニメや漫画作品にしていただいた『デビルサバイバー2』ですが、ようやくゲームの方でも続編が出せることになりました。大変お待たせしました。アニメの制作時期とゲームの開発時期はかなりかぶっていたのですが、そのメディアに合わせた面白さを追求した結果、「その設定はゲームのもの」「アニメはこういう設定」を頭で整理するのに大変苦労した覚えがあります。「2」を体験済みの方は「トリアングルム編」からすぐにプレイできますが、「セプテントリオン編」ってこういうゲームだった!と思い出すためにも、両方遊んでくださると大変嬉しいです。

高田ディレクター、古東アートディレクター、ありがとうございました!!

次回はアトラスサウンドチームに突撃しに行ってきます!
それでは、ハブ・ア・ナイスた~★

▼PROFILE
高田慎二郎 『デビルサバイバー2 ブレイクレコード』ディレクター
2月27日生まれ。福岡出身。
代表作『グローランサー』シリーズや『女神異聞録デビルサバイバー』など、シミュレーションRPGを中心に数多く手がける。

古東晃子
『デビルサバイバー2 ブレイクレコード』アートディレクター
10月19日生まれ。北海道出身。
『真・女神転生III -NOCTURNE-』ではバトル演出とエフェクトを担当し、『デビルサバイバー2』より引き続きアートディレクションを担当。

デビサバ広報が訊く!! 開発者インタビュー

皆様こんにちは。デビサバ広報です。

1月29日の発売まであと3日となりましたね!!

発売直前となる今回は、以前デビサバブログで連載していたクリエイターインタビューコーナーが復活!
開発を手掛けた高田慎二郎ディレクターと、古東晃子アートディレクターに、『デビルサバイバー2ブレイクレコード』の気になるアレコレを伺いました。

▼Q.新規ストーリーである「トリアングルム編」についてお聞きしたいのですが、この「トリアングルム編」は、オリジナル版ストーリー「セプテントリオン編」をクリアしなくても遊べるシステムになっていますね?

古東:そうですね。「トリアングルム編」は、「セプテントリオン編」で回帰ルートを選んだその後に近い物語です。
オリジナル版のどのエンディングでもありません。こういった作りにしたのは、まずひとつに『デビルサバイバー オーバークロック』での反省があります。
あの時は「知られざる8日目」をプレイしていただきたく開発を進めましたが、「(オリジナル版で)5周も遊んだのに、8日目のために6周目をやらないとならないの?」などのご意見をいただきまして。
もうひとつは、オリジナル版を遊んでいただいた方が体験したシナリオは、一定の結末を迎えているわけで、続編を作るにあたり「実はこうだった」的な変更や否定はしてはいけないと考えました。そんなわけで「トリアングルム編独自の、セプテントリオン編ラスト」から始まることにしたのです。この辺の選択は難しいです。
私たちとしては「セプテントリオン編」もぜひ遊んでいただければと思いますが、オリジナル版の『デビルサバイバー2』を体験済みで、いちはやく「トリアングルム編」にもとりかかりたい方には、すぐにお楽しみ頂けますので、ご安心ください。

▼Q.今回のサブタイトル「BREAK RECORD」には、どんな意味が込められているのでしょうか?

DS2BR_logo_黒背景

古東:ひとまず英語としては「break the record」で記録を破るという意味です。限界突破みたいなイメージです。込めた意味は今は言えません。サブタイトルは、1の時も、3DS用に発売した際に「オーバークロック」と命名しましたが、アクティブな力強い感じで「前を超える」という気持ちを持ってつけています。

高田:サブタイトルは深くストーリーに関係しているため、コメントしにくいのですが…。
複数の意味が込められているので、ぜひプレイして確認して頂ければと思います。

▼Q.『2BR』で初登場となる新キャラ「ミヤコ」について、お二人の持つイメージや、開発時のエピソードなど教えて頂けますか?

高田:ミヤコはニンテンドーDSのオリジナル版の開発初期に設定としてあったキャラですが、物語を作り込んでいく内に不要と判断し、没にしたキャラです。そのため「セプテントリオン編」では、彼女は存在していません。ただ思い入れがあったキャラなので、「トリアングルム編」で登場できないかな?とライターに相談したのが始まりです。

▼Q今回の開発で、とくにこだわりをこめたことや、苦労した点はありますか?

高田:「トリアングルム編」の縁は苦労しました。彼らは「セプテントリオン編」の7日間を生き残り、大きく成長を遂げています。そんな彼らの成長が無意味にならず、かつ新しいドラマや成長を描くってどうするの?となりまして…。ライターと徹夜でプロットを練ってました。彼らの新しい魅力が楽しめるよう頑張りましたので、ぜひ全員の縁をMAXにしてもらえればと思います。

古東:こだわりの一つはOPムービーです。今回はTVアニメを制作されたプロデューサーにお願いをして「AKIRAみたいなのを作りたい」と突然の無茶を言ったところから始まっています。結果的に吉成鋼さんに演出と作画をお願いすることができ素晴らしいものになりました。残念ながら入れられなかったカットがとてもたくさんありまして、いつか皆さんにお見せしたいです。OPといえば、小ネタをひとつ。タイトル画面で主要キャラクター全員が「デビルサバイバー2 ブレイクレコード」と読み上げますので、全員分聞きたい方は17回(※1)タイトル画面を見てみてください!
(※1 1月28日 回数を修正いたしました)

▼Q.2013年に『DEVIL SURVIVOR2 the Animation』が放送されていますが、どんなきっかけでアニメが作られたのでしょうか?

古東:オリジナル版『デビルサバイバー2』の開発が終わり、高田と別のゲームの企画を進行させていたところに、ポニーキャニオンさんから「デビサバ2をアニメにしませんか」と企画をいただきました。正直な話、周囲の方から「アニメになるんだって?」と言われて「は?まさかあ」となっていたところだったので、非常に驚きました。そのまま、アニメが出るなら、ゲームも作ろう!という話になり、この『2BR』の開発も始まったのですが、いろんな事情によりゲームはアニメに間に合わず大変申し訳ありませんでした…

▼Q.今回、人気ノベル『デュラララ!!』(電撃文庫刊)のキャラクターたちが「デビサバ2」に登場することになった経緯を教えてください。

イザヤ

シズオ

セルティ

高田:ある日、大好きな作品である『デュラララ!!』の登場人物がデビサバ世界で大暴れしたらどうなるんだろう?と妄想をした事がありまして…。同じ現代劇だし、イラストはヤスダさんだし、これはゲスト参加してもらうしかないと考えたのが切っ掛けです。

▼Q.最後にユーザーの皆様にメッセージを。

高田:”2”となってますが、シリーズの予備知識は不要。難易度選択もあり、初めての方でも楽しんで頂けるよう作りました。何となく気になっていた…という方はこの機会にぜひプレイして頂ければと思います。またオリジナル版経験者の方には、新規ストーリーが目玉ではありますが、「セプテントリオン編」もフルボイスでドラマがより熱くなっています。あの暗転シーンにも変化がありますので、特に見ていないエンディングがある方は、改めて「セプテントリオン編」から始めてみるのも面白いと思います。

古東:アニメや漫画作品にしていただいた『デビルサバイバー2』ですが、ようやくゲームの方でも続編が出せることになりました。大変お待たせしました。アニメの制作時期とゲームの開発時期はかなりかぶっていたのですが、そのメディアに合わせた面白さを追求した結果、「その設定はゲームのもの」「アニメはこういう設定」を頭で整理するのに大変苦労した覚えがあります。「2」を体験済みの方は「トリアングルム編」からすぐにプレイできますが、「セプテントリオン編」ってこういうゲームだった!と思い出すためにも、両方遊んでくださると大変嬉しいです。

高田ディレクター、古東アートディレクター、ありがとうございました!!

次回はアトラスサウンドチームに突撃しに行ってきます!
それでは、ハブ・ア・ナイスた~★

▼PROFILE
高田慎二郎 『デビルサバイバー2 ブレイクレコード』ディレクター
2月27日生まれ。福岡出身。
代表作『グローランサー』シリーズや『女神異聞録デビルサバイバー』など、シミュレーションRPGを中心に数多く手がける。

古東晃子
『デビルサバイバー2 ブレイクレコード』アートディレクター
10月19日生まれ。北海道出身。
『真・女神転生III -NOCTURNE-』ではバトル演出とエフェクトを担当し、『デビルサバイバー2』より引き続きアートディレクションを担当。